
今度は三郎が運ばれたんです。
はい、原因はわかっているんです。いえ警察では・・。
原因はポチなんです。ですから先生のところへ。
息子たちがポチ、空を飛べるように訓練だ!と、
毎日ポチを放り投げていたらしいんですけれど、
ほどなくして飛べるようになったらしくて・・・。
それから1日ひとりづつ遠くへ運んではおろして帰られるそうで・・・。
はい、息子は戻ってくるんですけど、
最近少しずつ自宅から距離が離れていっているようでして・・。
ポチは今まで通り犬小屋で寝ています。はい、ご飯もドックフードを。
ピピピピ!
すみません、携帯が・・。ちょっと失礼します。
もしもし、あ、四郎、え、三郎が無事に帰ってきた。
え、でも今後は次郎兄さんが運ばれた?
今兄弟でいないのは?
一郎と、次郎、、あ、あと五郎・・。
一郎は運ばれてから3日たつけどどこにいるのかしら・・・。
うん、もうすぐ帰るから運ばれないように気をつけるのよ。
はい、この薬を食後に飲ませて様子を見ると・・はいわかりました。
で、先生この症状は治るんでしょうか・・。
2009年1月31日土曜日
先生・・どうでしょうか・・。
先生・・どうでしょうか・・。

家族でヨーロッパに1ヶ月旅行に行ってたんです。
その間ワンワンホテルに預けていたんですけれど、
帰国して迎えにいったところこの状態でして・・・。
いえ、引き取りにいく1分前まではなんら変わりはなかったらしいんです。
私の顔を見たとたんこうなってしまったらしくて・・・。
はい、ワンワンホテルのかたも驚かれていました。そして、少し笑ってました。
いえ、過去にこんなことはありませんでした。ただ・・・・、
はい、ただそのとき私がロックを聴いていたもので・・。
ああ、関係はありませんか。
はい、すぐにカットにいきました。
きれいになりましたよ、ということで、
カットルームに迎えにいったとたんまた、
こうなってしまったらしくて・・・。
はい、カットのかたも驚かれていました。そして、少し笑ってました。
はい、この薬を食後に飲ませて様子を見ると・・はいわかりました。
で、先生この症状は治るんでしょうか・・。
先生・・どうでしょうか・・。
先生・・どうでしょうか・・。
先生・・どうでしょうか・・。
先生・・どうでしょうか・・。
2009年1月22日木曜日
ここは動物の天国
ちょっと。

マスター、このカウンターちょっと高くない?
ボクも背が低い方じゃないけれど、
結構飲みにくい高さだよね・・・・。
それとマスター、ちょっとこのワイン高すぎない?
他のお店の倍ぐらいするよ・・・。
まあ、このお店のハクだと考えればいいんだろうけどね。
マスターのVIP待遇にはいつも満足しているしね。
それとマスター、天井のシャンデリア、ちょっと高すぎない?
こうこうと輝いているけれど、手元はかなり暗いよね。
いい建築なんだけれど、この薄暗さだけがギモンだな〜。
天井までこれメートルくらいあるの?
それとマスター、声たかくない?
耳にキンキン響くよ。マスターとの会話は楽しいよ。
楽しいんだけれど、その声は耳に障る時があるんだよ。
申し訳ないんだけれど。
それとマスター、実はボクは刑事なんだけれどね、
ずっとここで張り込みさせてもらっているんだ。
あそこのプライドの高そうな客がいるだろ。
アイツ、ちょっと高く売りさばいているらしいんだよ。
許せないね〜。ぜったいしっぽをつかんでやる。
それとマスター、そろそろ仕事に戻ってくれよ。
お前は右から、俺は左から行くから。
おっと、本当のマスターはカウンターの下に隠れておいてくれよ。
巻き添えを食ったらつまらないからね。
そうそう、その前に本物のマスター、
相棒のマスターっぷり・・・。
バン!!
相棒!!
ちっくしょ〜!
バン!!
はあはあ、あいつめ銃を隠し持っていたとは・・。
あ、相棒大丈夫か!!
ん?声が甲高くて聞き取りづらい!
もう少し低いトーンで頼む!
ん・・・うんうん・・・わかった・・・。
・・・マスター・・・、スーパー歌舞伎を見に行かないか。
2009年1月2日金曜日
みものだぞ。
こりゃあみものだぞ、かあさん!かあさっ!
はいはい、なんでぇすかおとうさん。
これみてみろよ!テレビ!
てりぇびですか〜?あら、やだ!大変じゃないですか!
そうなんだよ!!
でも、とりあえず窓を閉めてくれ、寒いから。
はいはい。
ヘッジホック
ボクらのしらない地球の片隅に、
コルクの国がありました。
その国の住人はみんなヘッジホック。
そんなコルクの国のお話。
ボクは物忘れがはげしいヘッジホック。
うかうかしてると自分の名前さえも忘れてしまいそう。
え〜と、今日はお昼は食べたっけ。
あ・・・、 オムライスを食べたんだ。
ボクの部屋の壁にはメモがびっしり。
メモをとっては自慢の針で壁に留めている。
みぎききだから、
左側の針ばかりをぬいてしまうから、
ボクの姿は奇妙なものだと思う、
ことさえも忘れてしまう。
あ、あちらからくるヘッジホックは・・・。
ボクのことを知ってるって顔をして近づいてくるな〜。
まずい、まずいぞ、だれだっけ。
あ〜、前にどこかでお会いしましたよね。
えっと、あ〜、ど、どうもこんにちは。
はり・・・た・・。
大針だよ。
ですよね大針さん、お久しぶりですね。
何言ってるんだ、又忘れてるんだな。
私はお前の親父だろ。
お前の出て行くのをさっき見送ったじゃないか、まったく。
はあ、自分で嫌になっちゃうな。
えっと、いまからどこへいこうとしてたんだっけ。
あ〜、思い出せない・・・・、え〜っと。
考え事をしながら歩いていると、
何かにドンとぶつかった。
それは、核ミサイルだった。
うわ〜、
何かわからないけれど、おっき〜な。
何かボタンがあるぞ、ポチ!
わんわん!
だめじゃないか!ついてきちゃ!
家で待ってなきゃだめだぞ!
きゃんきゃん!
仕方ないな〜。針からはなれるんじゃないぞ。
ん?ボタンがあるぞ?
押してみようかな。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
うわ〜きれいな花火だな〜。
かくして核ミサイルは発射され、
人類の主要な都市へと向かっていったという。





